857時間の上映時間、鑑賞には年間休暇が必要?

しかし、この映画を鑑賞するには、なんと5万1420分、つまり857時間、35日と17時間もの時間を要する。実に5週間、つまり年間休暇を丸々使ってようやく完走できる長さである。一体誰が最後まで見ることができるだろうか?

 当然ながら、この映画を最後まで見た人はほとんどいない。IMDbにはユーモアあふれる「ユーザーレビュー」がいくつか投稿されているものの、実際に鑑賞したかどうかは疑わしい。

 あるユーザーは、「次の日仕事があったにもかかわらず、映画館でこの映画を見た。1か月後の午前4時39分まで劇場から出られず、解雇された」と冗談めかして書き込んでいる。さらに、「映画はまあまあだった。無料のスナックが含まれているとはいえ、1万2000米ドルのチケットに見合う価値はなかった」と付け加えている。

 別のユーザーは、「正直言って、17日目2時間頃までは、この映画がいつ盛り上がるのかと思っていたが、24日目17時間頃には盛り上がりを見せた。映画製作者とすべての俳優に賛辞を送りたい。映画の上映中にトイレに行ったのはたった2回だった」とコメントしている。

 これらのレビューからもわかるように、実際にこの映画を完走した人はほぼいないだろう。もし挑戦したい場合は、まず全ての有給休暇の申請を済ませておく必要がある。

「Logistics」は、映画というよりもはや一種の耐久テストである。果たして、この途方もない長編映画を制覇する猛者は現れるのだろうか。

関連動画

提供元・TOCANA

【関連記事】
初心者が投資を始めるなら、何がおすすめ?
航空機から撮影された「UFO動画」が公開される! “フェニックスの光”に似た奇妙な4つの発光体
有名百貨店・デパートどこの株主優待がおすすめ?
ネッシーは巨大ウナギではない! 統計的調査結果から数学者が正体を予測
積立NISAで月1万円を投資した場合の利益はいくらになる?