かつて、ナチスに賛同する対応をしたり、アフリカ系の人の顔写真にゴリラと判定したケースなど、AIが好ましくない反応をしたことが報告されていたが、集まったデータに偏りがあれば、間違った答えを導くことになってしまう。
問題点の指摘によって、修正されていくとは思うが、意図的に悪意を持ってデータを操作する危険は残るのだ。日本は相も変わらず、どうなっているのか暗闇の中だ。
キックバックの問題も、和歌山県連の馬鹿な会合問題も重要だが、政治が機能しなければ、行政も機能しない。もっと国として議論すべき大きな問題が置き去りにされている。何をしているのか、この国は?
■
編集部より:この記事は、医学者、中村祐輔氏のブログ「中村祐輔のこれでいいのか日本の医療」2024年3月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
【関連記事】
・「お金くばりおじさん」を批判する「何もしないおじさん」
・大人の発達障害検査をしに行った時の話
・反原発国はオーストリアに続け?
・SNSが「凶器」となった歴史:『炎上するバカさせるバカ』
・強迫的に縁起をかついではいませんか?