世田谷区ではかつて、教育委員会主催のワークショップ「ドリームジャズバンド」で、指導者だったトランぺッター、日野皓正氏が反抗的な態度を取った生徒の髪を引っ張り、往復ビンタをした事件があった。このことはメディアでも大きく報道され、区議会でも問題視された。

その際、保坂区長は記者会見で「体罰の一歩手前」「体罰や暴力ではない」と発言。それより前には、X(旧ツイッター)で、以下のようなポストをしていたにも関わらずである。

トップがこのような詭弁を弄する行政のもとで行われている教育が、自然と歪んでいっても不思議はない。魚は頭から腐るのである。

今回の事件は、区長の「体罰に甘い」体質が、世田谷の教育にジワジワと広がっていた証左の一つと言えよう。区長は「いのちの政治」を掲げているが、子どもの命は傷つきっ放しである。悪い冗談もほどほどにすべきだ。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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