英語の上達にはなにが必要か
「辞書で専門用語を調べてもパッとしない」「知らない単語がいっぱいある」。こうなると勉強は楽しくありません。読んでもおもしろくないので向上しなくなります。
英語の上達が感じられるようになるためには語彙力の強化は不可欠だと考えます。苦手意識が強い人は語彙力が足りていないのだと思います。語学の基本は語彙力抜きでは語れません。勇気をもって、語彙力に立ち向かわなくてはいけません。
英語では、単語の音を知っておくことが大切です。意外と簡単な単語でも聞き取れない人がいます。文字を見たら意味はわかるし、書けるけれど、聞いたらさっぱりわからない。特にリスニングでスコアを取るためには、耳にその単語を認識させなければいけません。
そのためには、単語集を買って、音読すると効果があります。そして、すばやく声に出して単語を覚えていくのです。一度で覚えられないので、毎日出会う、繰り返し出会う、とにかく出会いの数を増やすことが秘訣です。
英語はざっくり意味をとらえることが望ましいと思います。文化が異なり、言葉の成立も異なる英語を完璧に日本語に置きかえることは、非常に手間のかかる作業です。ざっくりとらえて「こんなことを言っているんだろうな」と言いたいことをつかむのがベターなのです。
本書では、英語習得に有効なChatGPTの活用法など、新しい英語力アップ法も紹介されています。いままでなかった英語教材に触れてみたい人にお薦めしたい一冊です。
尾藤 克之(コラムニスト・著述家)
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2年振りに22冊目の本を出版しました。
「読書を自分の武器にする技術」(WAVE出版)
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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