「もしトランプ」が大統領になったら、エネルギー環境政策がどうなるか、これははっきりしている。トランプ大統領のホームページに動画が公開されている。全47本のうち3本がエネルギー環境に関することだから、トランプ政権はこの問題を重要視していることが分かる。3回にわたって見てゆこう。

トランプ前大統領HPより

まずはこの動画。

アメリカを地球上で1番エネルギー・電力コストの低い国にする

一言で要約すると、「風力などはダメで、石炭、石油、天然ガス、原子力、水力などを導入し、また電気自動車の強制を止め、世界一安価な光熱費を目指す。それでアメリカは繁栄する」、というものだ。

以下、演説の抄訳を付けておこう:

私たちは手頃な価格のエネルギーを手に入れなければならない。今、私たちが手にしているエネルギーは、弱く、標準以下であり、値段も手頃ではない。風力発電だ。風車は錆びる。腐敗する。鳥を殺す。最も高価なエネルギーだ。その他にもダメなものがある。これはグリーン・ニューディールと呼ばれ、私はグリーン・ニュー・デマと呼んでいる。