私はそれを悪いと言ってるのではなく、読み手がそのことを忘れてはいけないと言ってるのだ。
文藝春秋社にしてみれば、松本人志氏の問題、ジャニー喜多川氏の問題、その他政治家や芸能人の下ネタ記事にしても、それで社会を浄化しようなどと微塵も考えてない。いずれのケースも、記事にされるような行動を起こしたご本人が悪いのであって、それを取材して記事にして何が悪い?というスタンスだ。
事実、書かれている記事が事実か捏造か虚偽かの部分よりも、読者は記事内容に何が書かれているか?しか関心がない。文藝春秋は、たとえどのような記事内容であっても、読者は時が経てば忘れることをよく知っている。だから、次から次へと、政治家や芸能人の下ネタを探し回っている。次々と、記事になる題材を探しているだけのことで、そういう雑誌社だと知ることが大事なのだ。
文藝春秋に対しての認識を変えた上で、下ネタに興味がある人なら雑誌を買えばいいし、文春オンラインのサブスクに入会すればいいと思う。しかし、他人の下ネタなどどうでもいい人間にとって、そんな無価値な記事に金を払うことはドブに金を捨てるようなものだと知っている。日々の平凡な生活にあって権力者と言われる人、金持ちと言われる人、世の中で注目されている人の下ネタを読んで溜飲を下げる自分こそが無価値な存在であると気づくまで、ドブに金を捨て続ければ良い。
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続きはnoteにて(倉沢良弦の「ニュースの裏側」)。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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