イランのペゼシュキアン新大統領の就任式に参加したハマス最高指導者ハニヤ氏が7月31日未明、殺害された。テヘラン滞在中にハマスの最高指導者がイスラエル側の暗殺で死去したことから、イラン側のメンツは大きく傷ついた。ハメネイ師はイスラエル側への報復を宣言したが、イランはイスラエル軍との全面戦争にこれまで乗り出していない。それどころか、ナスララ師の死を受け、ハメネイ師は身の安全のために潜伏したというニュースが飛んできた。これを「イランの深刻なジレンマ」と呼ぶのだろう。
編集部より:この記事は長谷川良氏のブログ「ウィーン発『コンフィデンシャル』」2024年9月30日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はウィーン発『コンフィデンシャル』をご覧ください。