ちなみに、官僚や超一流企業の社員が海外名門大学に留学するときだって、海外の大学はAO入試で、派遣元も選考の時に考慮されるからだいぶ甘いのだ。もちろん外交官なら容易に有名大学にいける。

悠仁さまの進学について文句言っている人たちは、皇族の中でも悠仁さまだけには、たとえば、東京大学に入られるなら、正規のAO入試すらダメで一般競争入試しかだめだとか、一般人より高いハードルを強いる。そのことはあまりにも理不尽だ。

そのなかには、秋篠宮家が学習院を選ばないのはノーブレスオブリージュに反するとか著書に書いている藤澤志穂子さんという学習院OGの女性もいて、彼女は学習院で学ぶと立派なノーブレスオブリージュが身につくとか言っているのだが、こういう愚劣な大衆的迎合をして皇室を貶めるのが学習院で学んできたことの成果なのか。

ちなみに、この人は秋篠宮皇嗣殿下ご夫妻が学習院の同窓会に出ないとか、機関誌に寄稿しないことまでノーブレスオブリージュに反すると著書で指摘しているが、皇族にとって最大のノーブレスオブリージュの発露は熱心に公務に取り組むことで、この点において秋篠宮家こそ模範生だ。

秋篠宮家の皆さま(2023年) 宮内庁HPより

ネットでは「愛子さまは学習院で常にトップの成績で余裕で東大に行かれたのに、あえて東大には行かずに学習院に進学された。悠仁さまは偏差値20なのに、筑波大学附属で最下位の成績で東大に行くような学力はないのに、紀子さまが無理矢理推薦で東大へ入れようとしている。」とかいう内容の投稿があふれている。

しかし、愛子さまは一芸に秀でられるタイプで、文科系の科目はよくおできになるが苦手な科目もあるとされてきたし、学習院女子部のレベルは御茶ノ水女子大附属や筑波大附属とはだいぶ違って東京大学には合格ゼロだからありえない話だ。

こんなことを有力OGが卒業生の一般的意見だと言い放っているような学校に悠仁さまを行かせるなどあり得ないだろう。

それに対して、悠仁さまの御茶ノ水での成績が最上位でまんべんなくよかったことは、朝日新聞系のAERAなどもお墨付きを与えているし、筑波で抜群ではないにせよ、順調な学業であることは上記の日刊ゲンダイも認めているとおりだ。

また、東京大学の学校推薦型選抜は、高校の成績が上位であることが要求されるし、共通テスト(5教科7科目)で高い成績も求められる。もし、悠仁さまが東京大学のAO入試を選択されるとすれば、そういう条件をクリアされているということだ。

ただし私は、東京大学はおすすめしない。なぜなら、順調に進級するためにかなり努力が必要で、そんなことをしていると、帝王学を学ぶことに時間が割けなくなるからだ。

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