プレミアリーグのクリスタル・パレスは2024/25シーズン苦戦を強いられ、11試合を終えてわずか1勝。順位は18位に低迷しており、昨2023/24シーズンの終盤に見せた圧倒的な勢いからの急降下にメディアやファンは失望している。
その中で特に注目を集めているのが、セリエAのラツィオからフリー移籍で加入した日本代表MF鎌田大地だ。UKメディアは、鎌田が「クラブにとって負担」ともいえるパフォーマンスを見せていると厳しく批評している。
その理由として、鎌田はパレスで年俸546万ポンド(約10億6,324万円)とチーム内最高年棒の選手だが、そのパフォーマンスはそれに見合うものではないと指摘された。加入から11試合が経過したが、リーグ戦ではゴールもアシストも記録しておらず、現地11月9日に行われたリーグのフラム戦では危険なタックルで退場処分を受けるなど問題も引き起こしている。過去にブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルトでの成功があっただけに、その落差が一層際立つ結果となっている。
さらに、パレスの攻撃面の問題を象徴するのが、リーグ全体で2番目に少ない得点数(8得点)だ。メディアでは、シュート位置や守備の状況を基に得点確率を示すチームの「xG(予測得点)」がリーグ15位にとどまっていることも取り上げられており、攻撃の停滞を物語っているとした。
鎌田はチームの最高額年俸の選手として、フランクフルトや日本代表で示したような得点に絡む活躍を示すことが急務とされている。