プレミアリーグのマンチェスター・シティが、MFケビン・デ・ブライネの後継者として、ブンデスリーガのバイエル・レバークーゼンMFフロリアン・ヴィルツ獲得に向けた巨額のオファーを準備しているとが報じられている。
デ・ブライネは現在34歳で、2025年に契約満了を迎える予定だが、妻がアメリカ移住を望んでいることから、メジャーリーグサッカー(MLS)に2025年新規参入する新チーム、サンディエゴへの移籍話が浮上している。こうした背景の中、シティは新たな攻撃的ミッドフィルダーを求めて本格的に動き始めたようだ。
スペインメディア『Fichajes.net』によると、シティはヴィルツ獲得に向けて「多額の財政的努力」を行う計画を立てており、提示する金額は他クラブが対抗するのが難しいものになると予想している。ヴィルツは昨2023/24シーズン、レバークーゼンを無敗のダブル制覇(リーグ戦とカップ戦)に貢献すると同時にドイツ代表としても頭角を現してきており、その才能が世界的に注目されている21歳の司令塔だ。
シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、自身が志向するポゼッション重視のスタイルにヴィルツが適応できるだろうと高く評価しているとのこと。
一方で、ヴィルツにはリバプールやアーセナル、ラ・リーガのレアル・マドリードといったビッグクラブも関心を寄せている。特に、現レバークーゼンのシャビ・アロンソ監督がマドリードに就任する可能性が噂されており、ヴィルツが恩師とともに移籍するシナリオも浮上している。
デ・ブライネは2024年夏でシティ加入から10年を迎え、クラブの象徴的存在となってきたが、チームは今後の世代交代を見据えた動きを加速させている。ヴィルツの獲得が実現すれば、シティにとって大きな戦力強化となるだけでなく、グアルディオラ体制をさらに盤石なものにする可能性がある。