先日、今季限りでのピーター・クラモフスキー監督退任を公式発表したFC東京。鹿島アントラーズから期限付き移籍中のMF荒木遼太郎をはじめ一部選手の去就に注目が集まる一方で、クラブのオフィシャルパートナーである『東京ガス株式会社』の動向がにわかに話題を呼んでいる。
報道によると、アメリカのヘッジファンド運営会社である『エリオット・インベストメント・マネジメント』は、11月19日時点で東京ガスの株式を5.03%保有。同社はアクティビスト(物言う株主)として知られており、すでに東京ガスに対して不動産や有価証券の削減を求めているという。
エリオットがリストアップした「非中核で売却可能な資産・プロジェクト」に、FC東京関連の施設や事業が含まれているか明らかではないが、ネット上では「小平や深川のグラウンドを売却させられるのでは?」「FC東京について何も言わなければいいけど…」「サッカー関連の土地は非中核で売却可能と評価されそう」といった声が。一部から施設売却でJリーグクラブライセンス制度に抵触する可能性も指摘されている。
そのFC東京は、2022年11月に『株式会社MIXI(ミクシィ)』が同クラブの運営会社である東京フットボールクラブを子会社し、経営権を取得したことで話題に。木村弘毅代表取締役社長は随時、XでFC東京関連の情報を発信している。
それだけに東京ガスに関する報道を受けて、「ミクシィさん、FC東京を助けて!」「ミクシィが小平や深川のグラウンドを買ってくれないかな」といったコメントも。クラブやスポンサーからの説明を望んでいるファン・サポーターも一定数いるものとみられる。
なおJリーグクラブライセンス制度によると、トレーニング施設について「常時使用できる天然芝、ハイブリッド芝もしくは人工芝のピッチ1面および屋内トレーニング施設」「クラブハウス」「メディカルルーム」のうち、いずれか一つでも充足していない場合は、J1・J2のいずれのライセンスも交付されない。