「上意下達」の対義語

「上意下達」とはどんな意味?その読み方に注意!!
(画像=『FUNDO』より引用)

ここからは「上意下達」の類義語を紹介します。

下意上達

「下意上達」は下の者の気持ちが上の者によく通じることを意味します。

身分の低い者の意見・主張が身分の高い朝廷・為政者の耳に届くことも指します。

本来、上下関係に厳しい世界などでは下の者が上の者に口出しするのはご法度と言えるでしょう。
しかし、場合によっては身分に関係なく相手の気持ちを理解することが必要です。

例えば、組織によっては平社員の言葉を経営陣が聞き入れることによって新たな発見や市場につながったりします。
そういう社風の会社や企業は「下意上達」が行き届いた組織といえるでしょう。

この点が「上意下達」とは真逆の意味となるのではないでしょうか。

Bottom-up

「Bottom-up」は組織の決定などが下位から上位へ移ることを意味します。

本来、組織のビジョンやプランは上層部が決めるものです。
しかし、下層部から思わぬ発想が生まれることもあります。
その結果、本来とは逆の決定が下されることもあるでしょう。

こうした特定の何かが「下から上へ」進む状態を指して英語で「Bottom-up」と表現します。

そのため、意味的にも「上意下達」の真逆といえるでしょう。