■人的補償ではトラブルも
伊東氏が指摘するように、FA宣言に伴う人的補償選手では、巨人を中心に大物が移籍するケースが多々あった。過去にはチームの中心だった内海哲也現投手コーチや長野久義選手がそれぞれ人的補償で移籍している。
トラブルも発生しており、中日ドラゴンズの大物選手が人的補償選手に選ばれ、移籍を拒否したといわれる。
また、昨年は山川穂高選手の人的補償に「和田毅選手が決定した」と一部メディアが前日に報じてファンから反発が噴出。甲斐野央投手が選ばれるという事態に発展。一部から批判やルール違反を疑う声が上がった。ルール上、人的補償による移籍を拒否した場合は、資格停止処分となる。