ユベントス(イタリア1部)はコロンビア代表DFフアン・カバルが代表活動中に左ひざ前十字じん帯の損傷が確認されて長期離脱。さらにブラジル代表DFグレイソン・ブレーメルも長期離脱中となっていることから1月に守備の強化に動くとみられている。
1月の移籍市場では守備の強化がマストとなっているなかで、イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』によれば、複数選手をリストアップしているユベントスはオリンピック・リヨン(フランス1部)でプレーするアルゼンチン代表DFニコラス・タグリアフィコにも興味を持っているという。
そのタグリアフィコが在籍するリヨンは今季のリーグ・アンで5位に位置しているものの、財政状況悪化を受けて、フランスサッカー経営管理総局から来年1月の移籍市場で補強禁止処分と賃金制限を科され、それでも財務状況が改善しない場合はシーズン終了後にリーグ・ドゥ(2部)降格とする暫定処分を下された。
そのため、リヨンはタグリアフィコを400万ユーロ〜500万ユーロ(約6億4000万円〜約8億円)で売却する可能性があるとのこと。そして、ユベントスのスポーツディレクターを務めるクリスティアーノ・ジュントーリ氏はすでにアルゼンチン代表DFの獲得に向けて動いているという。
また、アルゼンチン代表として67キャップを誇るタグリアフィコはイタリア国籍も所持していることから、非EU選手として登録する必要はなし。今季の公式戦8試合に出場している同選手は左サイドバックでもセンターバックでもプレー可能で、ユベントスが補強を望むポジションとマッチングしているが、どのような結末が待っているのだろうか。