横浜F・マリノス所属のブラジル人FWアンデルソン・ロペスは今季、FWレオ・セアラ(セレッソ大阪)とJ1得点王争いを繰り広げているだけに、中国国内クラブから注目されている模様。本人は今冬残留を望んでいるという。
現在31歳の同選手は、2016年7月から1年半にわたりサンフレッチェ広島に在籍したほか、2019年から2022シーズン途中までは北海道コンサドーレ札幌でプレー。札幌退団後、中国1部・武漢を経て2022年に横浜FMへ加入した。
その横浜FMでは、加入1年目から攻撃陣の主力選手としてJ1優勝に大きく貢献。2023シーズンには22ゴールでJ1得点王のタイトルを獲得すると、今季もここまでリーグ戦34試合の出場で20ゴールをマークしているが、今季終了後の去就は不透明であるかもしれない。
中国メディア『捜狐』は11月21日、今季限りでFC東京の監督を退任するピーター・クラモフスキー氏が中国1部・北京国安の指揮官に就任する見込みだと報道。新監督は攻撃時の補強を望んでおり、ロペス、FWウィリアン・ポッピ(上海海港)らを獲得候補に含めているという。ただ記事では、獲得交渉やオファーの有無には触れられていない。
一方でロペス本人は2024年4月、ブラジルメディア『O Gol』のインタビューで、横浜FMとの契約期間が2024シーズン終了後までであることを明言。11月には『VAVEL』のインタビューで、Jリーグ通算200試合出場達成まで残り2試合であることについて、以下のように語っていた。
「2016年に22歳で広島へやって来たとき、これほど日本で成功するとは想像できなかった。 31歳になった今日、すべての努力が報われたと感じている。すでにJ1優勝を成し遂げ、J1得点王にも輝いているが、今シーズン中に200試合出場という記録を達成したいと心の底から思っている。そしてその後は、Jリーグで250、300試合プレーしたいし、できたらマリノスのユニフォームでピッチに立ちたいね」