2024年10月1日から、日本郵便は約30年ぶりに郵便料金を引き上げました。標準サイズの封書(25gまで)の料金は84円から110円に、はがきの料金は63円から85円に値上がりしています。インターネットやデジタル通信の普及によって郵便物の利用は減少傾向にありますが、利用者は郵便料金の引き上げについてどのように考えているのでしょうか。今回は、「『郵便料金値上げ』についてのアンケート」をご紹介します。
郵便利の用率は低いものの、料金の値上げを知っている人は7割以上
株式会社ナビット(データ活用なう)では、20代~80代の男女1000人を対象に「郵便料金値上げ」についてのアンケート調査を実施。
まずはじめに「2024年10月1日から日本の郵便料金が30年ぶりに大幅に値上げされることを知っていますか?」と質問すると、「知っている」人が73.9%で大部分の人が値上げについて知っていることがわかりました。
次に「郵便はどのくらいの頻度で利用していますか?」とたずねると、「1カ月に1日程度」の22.0%が最も多い回答になりました。次いで「半年に1日程度」が20.0%、「3カ月に1回程度」が18.8%で、利用頻度は低い結果となっています。
また「郵便料金が値上げされることを聞いてどう思いましたか?」という質問では、「仕方ないと思った」との回答が46.8%で約半数を占めました。そもそもの利用頻度が低いため、反感を抱く人はそこまで多くないようです。
続いて「その他の郵送会社を利用する際に、最も利用している郵送会社はどこですか?」と質問したところ、「ヤマト運輸の宅急便」が81.1%で、最多の割合を占めました。また、2位は「佐川急便」の5.8%という結果に。ヤマト運輸と佐川急便の利用率には大きな差があることが判明しています。
フリマアプリでの利用や利便性が高いことから郵便を利用
次に「郵便を利用する理由を教えてください」と質問。すると回答者からは、「いまだに『手紙』『絵はがき』を送る頻度が高いことが大きく影響。他に(昔人間の考えながら)ある種の安心感」「書類や小荷物送付の用件で利用。料金が他の郵送会社より安かったため」「年賀状を買うため。年末に限定のキットカットを買いに行く。干支の絵柄が書いてあり、後ろにプチ封筒もついているので、子どもにお年玉を入れて渡す」といったコメントが寄せられました。
また郵便を利用する理由についてのアンケートでは、“フリマアプリでの利用”も多く、“日本中に郵便局やポストがあり利便性が高い”という意見も多かったようです。
長期間多くの人に利用されている郵便。インターネットが普及しているとはいえ、今後も郵便は必要な通信インフラだと言えます。郵便料金の大幅な引き上げは、郵便を頻繁に利用する人だけでなく、幅広い人に影響を与えるのではないでしょうか。
文・ オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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