また、老後を過剰に不安に感じて、節約する。資産が減らないようにやりたいことを我慢して、その結果使いきれない資産を残して一生を終えるのなら、お金を使って悔いのない毎日を送るべきです。

リタイアしてからも、お金は必要で大切な事には変わりありません。でも、年齢を重ねるにつれ、使う金額は減っていきます。

例えば、海外旅行は体力が無ければ行けませんし、食べる量も減っていきます。お酒も飲まなくなるかもしれません。出かける機会が減れば、お金を使うことも減っていきます。

60代以降の人生の後半戦では、それまでのお金に対するマインドを大きく転換し、お金を増やすのではなく、むしろ使って資産を減らすべきだと提案します。

様々な書籍で紹介されている死ぬ時に後悔する事の上位には「働き過ぎなければ良かった」「やりたい事をやれば良かった」といった項目が上位にきます。

お金のために働きすぎたり、節約してやりたい事を我慢する人生は、将来大きな後悔をもたらす可能性が高いのです。

人生はいつ終わるか誰にもわかりません。ただ確実なことは、すべての人がいつか人生を終えるということです。

編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年1月30日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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