また、羽賀研二さんの過去について言及する人もいたりします。確かに、過去を掘り返せば色々と埃も出てくるようですが、現時点で何か問題を起こしている訳ではありません。
実は、最近沖縄に行った際にご本人とゆっくりお話する機会がありましたが、話が面白く周りの人を巻き込む魅力に溢れた方でした。悪人や詐欺師といったイメージではなく、善人過ぎて人に利用されたり騙されたりするタイプのように見えました。
そもそも年齢によって人を評価したり、年齢差だけを見て第3者があれこれ勝手な妄想をコメントするのは何とも見苦しいものです。
誰かに迷惑をかけたり、法律のようなルールに反するのであれば問題ですが、単なる自分の感情で批判するのは筋違いではないでしょうか。
タレントの有名税と言えばそれまでなのかもしれませんが、普段は差別に関して過剰なまでのポリティカル・コレクトネスを前面に押し出してくる世論が、年の差カップルに見せる差別感の背景は果たしてどこにあるのでしょうか?
少なくとも、もし気に入らなければ、スルーすれば良いだけの話です。
アメリカでは79歳でパパになったロバート・デ・ニーロが話題になりましたが、個人の自由といった扱いでした。62歳で年の差カップルが成立したら反発される日本の反応は、どうも私には理解しにくいものです。
編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年5月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
【関連記事】
・「お金くばりおじさん」を批判する「何もしないおじさん」
・大人の発達障害検査をしに行った時の話
・反原発国はオーストリアに続け?
・SNSが「凶器」となった歴史:『炎上するバカさせるバカ』
・強迫的に縁起をかついではいませんか?