インドネシア代表DFジャスティン・ハブナーは、プレミアリーグのウルバーハンプトン・ワンダラーズからセレッソ大阪へ期限付き移籍。今月30日に明治安田J1リーグ第5節の湘南ベルマーレ戦を控える中、28日に新天地のチーム練習に合流。しかし、AFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選のU23インドネシア代表選出による一時離脱の可能性があるという。
現在20歳のハブナーは、オランダ人の母親とインドネシア人の父親を持ち、昨年12月にインドネシアへ帰化。同国代表の一員として、AFCアジアカップでは日本代表戦を含む全4試合でフル出場。今月下旬開催の北中米W杯アジア2次予選では、ベトナム代表とのホームアンドアウェイで2試合いずれもフル出場し、チームを勝利に導いた。
帰化選手として、早速インドネシア代表で中心選手としての評価を受けているだけに、現地ではU23アジアカップを望む声が多いという。インドネシアメディア『Bola』が28日に伝えたところによると、インドネシアサッカー協会(PSSI)がハブナーやDFプラタマ・アルハン(水原FC)などをU23インドネシア代表に招集すべく、所属クラブにレターを送った模様。PSSI幹部の話として「レターに回答した選手が複数いる一方、回答していない選手もいる」と伝えている。
また、韓国人のシン・テヨン監督はU23アジアカップ開幕を前に、4月1日からドバイでトレーニングキャンプを行う計画を立てているとのこと。国際Aマッチデー期間外であるため、所属クラブが招集を拒否することも可能だが、C大阪がハブナーの招集を容認した場合、湘南戦終了後にチームから離れる可能性も考えられる。
なお、U23インドネシア代表はアジアカップのグループステージでカタール、オーストラリア、ヨルダンと対戦。上位2か国が決勝トーナメント進出という条件である中、カタールやオーストラリア相手に苦戦するという見方がある。