スコティッシュ・プレミアシップのセルティックが、リーグ戦の再開を控える中、1月の移籍市場に向けて同リーグのマザーウェルから18歳MFレノン・ミラーの獲得を目指していると報じられた。
現在リーグ戦11試合中10勝と好調を維持するセルティックだが、同クラブ所属の日本代表MF旗手怜央を超えるパフォーマンスを持つ若手の加入で中盤の強化を図る可能性があるようだ。ブレンダン・ロジャーズ監督の下、旗手は今2024/25シーズンも中盤の核として活躍を見せているが、クラブはさらに競争力を高める動きを見せている。
旗手は現在、リーグ戦で11試合中9試合に先発し、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも攻守にわたる貢献を続けている。一方、セルティックが狙うミラーは守備面での強さと攻撃力を兼ね備えた選手で、データ上でも旗手を上回る部分が多いと評価されている。
特にミラーの1試合平均でのタックルやボール奪取数は旗手を凌駕しており、その若さからも将来的な成長に期待が込められている。こうした動きは、今夏にプレミアリーグ、レスター・シティへの移籍が噂された旗手の退団に備えている可能性も示しているのかもしれない。また、次世代の中盤構築を進める意図があると見られる。
ミラーの獲得にはライバルであるレンジャーズや、プレミアリーグのリバプールも興味を示しており、セルティックは競争の中で優位に立つ必要がありそうだ。UKメディア『デイリーメール』によれば、ミラーの移籍金は約400万ポンド(約8億円)と見込まれ、早期の交渉が鍵となるといわれている。
セルティックにとってこの補強戦略は、旗手の後継者探しというだけでなく、クラブ全体の競争力を高める重要な一手となりそうだ。