横浜F・マリノスにはジョン・ハッチンソン監督の後任として、元チェルシー、イングランド代表ヘッドコーチのスティーブ・ホランド氏を招へいする可能性が報じられている。これにくわえて、オーストラリア方面から優秀な人材を招き入れる可能性もあるという。
オーストラリアリーグの公式サイトでは、11月19日に同国1部メルボルン・シティFCの若手選手育成戦略を特集。横浜FMと同じくシティ・フットボール・グループ(CFG)の傘下であるメルボルンは、2015年に下部組織が創設されて以降、184人中52人が国内1部リーグでプレー経験があるという。
またメルボルン下部組織の責任者は「我々はCFGの恩恵を受けている。マンチェスター・シティのやり方を真似しようとしている部分はたくさんある」と、自クラブの方針に言及。「12月、横浜FMで数週間トレーニングする選手がいる。我々としては、選手たちに海外クラブでの経験を積んでもらいたい」と語ったという。
メルボルンはハリー・キューウェル(前横浜FM監督)、ジョン・アロイージ(元横浜FMコーチ)、ダビド・ビジャ(元ヴィッセル神戸)の古巣。過去に2度リーグ優勝しており、今季は4試合を終えて首位メルボルン・ヴィクトリーから勝ち点1差の2位につけている。
アンジェ・ポステコグルー、ケヴィン・マスコット、ハリー・キューウェルと監督人事でオーストラリア人路線を続けてきた横浜FM。将来的には、CFG関連のつながりを利用した有望株の囲い込みも期待できそうだ。