2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)ハノーファー所属の元日本代表DF室屋成に、Jリーグ復帰の可能性が浮上。本人はピーター・クラモフスキー監督の退任が決まった古巣FC東京でプレーすることを望んでいるという。
現在30歳の同選手は、2020年8月にFC東京からハノーファーへ完全移籍。海外挑戦1年目から右サイドでレギュラーに定着すると、2022年12月にハノーファーと2025年6月まで契約延長。2023/24シーズンは負傷離脱やDFヤニク・デームの台頭がありながらも、リーグ戦25試合でプレーした。
今季ここまでリーグ戦ほぼ全試合でスタメン出場と、再び右サイドバックや右ウイングバックでレギュラーに定着している室屋。地元メディア『ハノーファー・ノイエ・プレス』は11月20日、同選手の去就について「ハノーファーで4年半プレーし、今もレギュラーである。とはいえ、2024/25シーズン終了後の契約延長は決定的ではない」と伝えている。
また選手本人は同メディアのインタビューで、「どこかのタイミングで、また日本でプレーすることも考えています。FC東京に復帰できたら最高ですよ」とコメント。残り契約期間がおよそ半年であることを踏まえると、2025年1月に再びJリーグへ戦いの舞台を求める可能性が考えられる。
なおハノーファーはリーグ戦12試合を終えて、2位パダーボルンから勝ち点1差の首位。下部組織には現在、水戸ホーリーホックから期限付き移籍中のDF松田隼風が在籍している。複数のJリーグクラブで選手獲得に向けての動きが見られる中、室屋の去就やFC東京の動向に注目が集まる。