新規出店をし続けなければならない

 では、ロピアはスーパー業界で大手の一角を占める存在にまで成長する可能性はあると考えられるか。

「今の勢いが続けば業界上位の1社になれると思います。先ほど例に挙げたドン・キホーテを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)の売上高は2兆円ですが、ロピアはまだ4000億円レベルなので伸びしろは大きいです。あえて死角をあげるとすれば、企業の成長力の源となっている個々の従業員の高い競争意識を維持するためには、責任あるポストの数を増やし続ける必要があり、そのために新規出店をし続けなければならないという点です。当面は問題ないとは思われますが、今後、現在の出店ペースを維持できない環境になった場合、成長が止まる懸念があるかもしれません」

(文=Business Journal編集部、協力=中井彰人/流通アナリスト)

提供元・Business Journal

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