オーストラリアやオランダも「稼げる国」
2位以下の国も紹介していこう。2位はオーストラリアで約37万円。物価スコアが1.523とやや高めだが、日本人渡航者が多いため、情報収集しやすい点が魅力だ。また、英語圏であるため、英語を話せるようになりたいと考えている人にとって渡航先に選ばれやすく、ビザの発給件数が過去最多となっている。
3位はオランダで約35万円。首都アムステルダムを含む国土が低地にあり、運河やチューリップでよく知られる国だ。公用語はオランダ語だが、多くの国民が英語も話せる。以下、4位はイギリスで約34万円、5位はニュージーランドで約33万円、6位はアイルランドで約32万円、7位はドイツで31万円、8位はフランスで約30万円、9位はカナダで約29万円、10位はオーストリアで約28万円となっている。
一方、最も低い月収となったのはアルゼンチンで、わずか3万359円。これは日本の月収の約6分の1にあたる。他にもウルグアイやチリといった南米の国が下位にランクインしており、これらの国への渡航を考えている人は十分な資金が必要になるだろう。
ワーキングホリデーで現地の就職先を探す際に重要なのは職務経験と英語力のバランスだ。たとえば、カフェ店員の場合、バリスタ経験者や接客経験者が優遇される。また、英語力も重要な要素の一つで、目安としては、CEFR(セファール)のB1、B2程度の語学力があれば、ネイティブスピーカーと自然にコミュニケーションが取れるレベルとされ、仕事も見つかりやすくなるだろう。
ワーキングホリデーを考えている人は、この調査結果を参考にしつつ、自分に最適な国を選び、充実した海外経験を積んでみてはいかがだろうか。
出典元:【スクールウィズ】
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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