インターネット動画配信サービス『DAZN』は、FIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選の日本代表vsインドネシア代表につづき、11月19日開催の日本代表vs中国代表でも「Fan Zone」の無料配信を実施。視聴環境や出演者などを巡る苦情が相次ぐなか、出演者である井口浩之さん(ウエストランド)が苦情に反応している。
DAZNは「100万回パスをつないでみんなで#(ハッシュタグ)代表戦みようぜ」という企画を実施。Xでのポストが累計100万回を超えたことにより、11月開催のインドネシア戦、中国戦の「Fan Zone」が無料開放されると、サッカーファンから喜びの声が多数挙がっていた。
しかし、出演者が左隅にワイプして出続ける「Fan Zone」の仕様や、矢部浩之さん(ナイティナイン)、玉井詩織さん(ももいろクローバーZ)、井口さんらタレント、芸能人によるトークがメインの番組構成が議論の対象に。日本代表OBの槙野智章氏が試合展開に触れていたとはいえ、ネット上では「DAZN無料配信のワイプ、試合中なのに関係ない余計な話ばかり」「DAZN無料で見られるだけありがたいけど、試合内容に触れてほしい」「ワイプで出続けるの、何とかしてほしい」といった声が挙がった。
一方、本放送では元Jリーガーの中村憲剛氏、岩政氏樹氏、林陵平氏が解説を担当。西岡明彦アナウンサーの実況による中継で、解説者3名がそれぞれ独自の視点から日本代表の戦い方を分析していた。
その本放送では試合終了後、DAZNのスタジオに「Fan Zone」の出演者が合流。司会の野村明弘アナウンサーのもと、中国戦を振り返ったが、話題が放送内容に及ぶと、矢部さんが「なんかインドネシア戦よりもすべてうまく整理できていたのでは?」とコメント。
槙野氏が「なんか修正されているってコメント出ているらしいですよ」と語ると、矢部さんは「サッカーは修正、修正のスポーツ。こんなミスしたら、次は修正していこうという。そういう気持ちで我々配信やっております」と、笑いを誘った。