北陸新幹線が福井県の敦賀まで延伸し、さらに活気づく北陸エリア。今回は、海も山も楽しめ、その豊かな観光資源から「AMAZING TOYAMA」と銘打って全国に魅力を発信している富山の日帰りモデルコースを作ってみました!
お1人でも友人同士でも楽しめるモデルコースに沿って、フォトジェニックスポットもご紹介するので、ぜひきれいな景色や写真好きな方は、富山観光の参考にしてみてくださいね。
目次
1. 富岩運河環水公園(10:00-10:45)
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富山駅北口からスタートし、10分ほど歩いて到着したのは「富岩運河環水公園(ふがんうんがかんすいこうえん)」です。総面積9.8haを誇る広大な公園の中央には大きな運河があり、その美しい水面に心が癒されます。
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公園内を大きく一周すると、30分ほどで巡れます。ところどころに配置されたベンチで、おやつを食べたり、読書をしたりと、訪れた人々が思い思いに楽しむ姿が見受けられました。
そんなチルタイムのお供にぴったりなのが、「世界一美しいスタバ」と言われることもある「スターバックスコーヒー富山環水公園店」のドリンク。一度は飲んだことのあるスタバのコーヒーでも、この絶好のロケーションで味わえば、より一層美味しく感じられるはずです。
公園内には無料の専用駐車場やお手洗いも完備されており、散策やドライブの休憩に立ち寄るのにおすすめです。
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運河にかかる「天門橋」は、富岩運河環水公園のシンボルのひとつ。橋の両端は展望台になっていて、エレベーターで登った先からは、公園全体を一望できます! 運が良ければ立山連峰を望める絶景スポットでもあります。
富岩運河環水公園
住所:〒930-0805 富山県富山市湊入船町
アクセス:「JR富山駅」北口から徒歩約10分
駐車場・入園料:無料
2. 富山県美術館(10:45〜12:00)
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富岩運河環水公園と道を挟んで隣にある、富山県美術館。この施設は、前身である富山県立近代美術館から名称を変更、移転し、2017年にこの地に開館しました。
20世紀初頭から現在に至る美術の流れを、世界・日本・富山の3つの視点から展望する展示やポスターや椅子といったデザイン作品を中心に、年に4回テーマを変えて行われるコレクション展や、アートやデザインの企画展を開催しています。富山ゆかりの芸術家の作品はもちろん、豊かな文化や芸術に触れられる場所として、県内外の人々に親しまれています。
また、美しい建築やおしゃれなインテリアは、建築好きやデザイン好きからも注目を集めています。広々とした共有スペースでくつろいだり、眼下に広がる富岩運河環水公園を望んだりと楽しみ方は無限大。
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館内では、ずっしり温かみのある存在感の大きなクマをモチーフにした作品(三沢厚彦さんの作品『Animal 2017-01』)をぜひ探してみてください。富山県美術館を訪れた人が必ずと言っていいほど写真を撮るフォトスポットです。
隣に映る階段と比較すると、人の身長を遥かに超える大きさを、感じていただけるのではないでしょうか...!
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3階の展示室5では、国内外のデザイナーによる40種類を超える椅子が展示されています。意志を感じる曲線と直線の使い方や、個性的なカラーリングなど、幅広い表現にときめきました。
実際に座り心地を確かめられるものもあり、デザインを体感できる展示もおもしろいです。
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2階の展示室で開催されているコレクション展は、定期的に展示内容が入れ替わります。何度訪れても新鮮な発見がある美術館として、数ヶ月ごとにリピートして訪れても楽しい美術館です。
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1階のミュージアムショップでは、企画展のオリジナルグッズや、自然・食・文化などの地域の資産をモチーフとしたパターンデザインである「富山もよう」のグッズなどを購入できます。おしゃれな富山土産選びや芸術鑑賞の思い出に、ぜひ立ち寄ってみてください。
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そして、天候がいい日にぜひ立ち寄ってほしいのが、屋上庭園「オノマトペの屋上」。「ふわふわ」「ぐるぐる」「ひそひそ」といったオノマトペをテーマにしたユニークな遊具が設置されています。大人もワクワクするような擬音語・擬態語を全身で感じられる遊具で遊び、記念写真を撮影すれば、ちょっと珍しい美術館での体験が思い出に残ることでしょう。
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富山県美術館
住所:930-0806 富山県富山市木場町3-20
電話番号:076-431-2711
開館時間:9:30〜18:00(入館は17:30まで)
休館日:毎週水曜(祝日を除く)
アクセス:「JR富山駅」北口から約15分。「JR富山駅」富山地方鉄道バス1番のりば「富山赤十字病院 県美術館経由」に乗車、「富山県美術館」下車すぐ。
駐車場:最初の1時間330円、以降30分毎110円加算(美術館もしくは環水公園利用の方は2時間無料)
屋上庭園: 12/1~3/15は冬季休園、8:00〜22:00(入館は21:00まで)
3. BiBiBi &JURULi(12:00〜13:00)
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ランチに立ち寄ったのは、富山県美術館の3階にあるレストラン「BiBiBi &JURULi(ビビビとジュルリ)」。こちらでは、富山県産の食材を使ったお料理がいただけます。
初めての富山県美術館滞在なら、看板メニューの「富山の旬の彩り"コンポジション"プレート」を注文するのがベストな選択。コンポジションは、組み立てることを意味します。つまり、プレートの上で器を自分で好きなように配置して、組み立てるメニューです。
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旬の食材やその日の仕入れに応じてメニューが決まるため、どんな料理が楽しめるかは訪れてからのお楽しみ。この日は、メインに富山県産のポークが使われていました。富山といえば新鮮な魚介のイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、県産ポークも絶品。しっかりとした甘みで食べ応えがあり、とても美味しかったです。
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屋上庭園「オノマトペの屋上」をイメージしたパフェメニューや、予約制で楽しめるアフタヌーンティーなど、話題の尽きない、地域の魅力に出会えるレストランです。
BiBiBi &JURULi(ビビビとジュルリ)
住所:〒930-0806 富山県富山市木場町3-20 富山県美術館3階
電話番号:076-482-3037
営業時間:11:00〜17:00( ラストオーダー16:30)
休業日:毎週水曜(美術館の休日に準ずる)
アクセス:「JR富山駅」北口から徒歩約15分
駐車場:富山県美術館の駐車場を利用可能
4. 路面電車(13:00〜13:30)
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富山県美術館の前にもバス停があり便利なのですが、せっかく富山に来たなら、ぜひ乗っておきたいのが市内電車(富山地方鉄道)です。富山駅方面まで戻り、路面電車に乗車します。富山駅周辺から少し足を伸ばして、岩瀬エリアへ向かいましょう。
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ちなみに、富山駅は2020年3月に整備が完了し、市内電車の駅が駅構内に設けられました。朝夕のピーク時には、特に頻繁に路面電車が行き交う様子が見られます。
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この日乗車したのは、低床車両で乗りやすい新型ボディの市内電車でした。椅子には立山連邦をイメージさせる山のモチーフがあしらわれていて、かわいらしくて思わず写真に収めたくなりました。
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5. 富山港展望台(13:40〜14:00)
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富山駅から岩瀬方面へは、約30分ほど。「競輪場前」駅で下車し、海沿いに向かって10分ほど進むと、「富山港展望台」が現れます。開放時間は決まっていますが、入場は無料で絶景を楽しめるため、岩瀬を訪れた際にはぜひ立ち寄りたい観光名所です。
1階には、岩瀬の歴史や富山湾の歴史にまつわる展示があり、まるで小さな歴史博物館のようです。
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螺旋階段を2〜3分かけて登っていきます。吹き抜けには漁の網が張られていて、港町のムードたっぷり。
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階段を登りきった先、地上から24.85mの展望フロアには、360度岩瀬の街並みを一望できる大パノラマが広がっていました! 歴史ある街並みには高い建物がないため、見晴らし抜群。この日はあいにくの天候でしたが、快晴の日には、遠くに立山連峰が見えるそう。
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海側に目を向けると、遠くに赤と青の灯台が見えます。これは、港の内側から見てに向かって左側が赤、右側が白と決まっていて、広い海で船が港口を間違えることがないようにするためのものです。これは世界共通のルールなのだとか。
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富山港展望台は、海と山に挟まれる、富山らしい地形を一挙に感じることができるスポットです。
富山港展望台
住所:〒931-8358 富山県富山市東岩瀬町海岸通り
電話番号:076-437-7131
営業時間:9:00〜16:30
休業日:年中無休
アクセス:富山地方鉄道富山港線「東岩瀬駅」「競輪場前駅」「岩瀬浜駅」から徒歩約10分
駐車場:無料駐車場(一般車両8台、大型バス3台)あり※予約不可
6. 馬場家(旧馬場家住宅)(14:00〜14:15)
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富山湾展望台から徒歩3分ほどのところに位置するのが、平成28年8月に国の登録有形文化財に指定された馬場家(旧馬場家住宅)です。この施設は、江戸後期から活躍した北前船主・廻船問屋の家で、東岩瀬町の中でも最大規模の住宅。長さ30mのトオリニワ(屋内通路)や、広さ33畳のオイ(広間)などがあり、見どころのある歴史的建造物です。
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西門から入ると、すぐ目の前に美しく整備されたお庭が現れます。ぼーっとしたくなるような穏やかな時間が流れていました。
馬場家(旧馬場家住宅)
住所:〒931-8358 富山県富山市東岩瀬町107番地2
電話番号:076-456-7815
営業時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休業日:年末年始(12月28日~1月4日)、臨時休館あり
アクセス:富山地方鉄道富山港線「岩瀬浜駅」から徒歩約15分、「東岩瀬駅」から徒歩約10分
駐車場:隣接する森家の裏側にあり
7. KOBO Brew Pub(14:15〜15:15)
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旧馬場家住宅の内部をリノベーションして作られたのが、クラフトビール醸造所とパブを併設した「KOBO Brew Pub(コボ ブルー パブ)」です。お店の中心にあるタンクで作られるものをはじめ、オリジナルのビールを常時10種類取り扱っています。
大きな木材をダイナミックに使用したテーブル席は、自然と会話や交流が生まれる空間。自慢のビールはもちろん、ソフトドリンクやコーヒーもラインナップし、幅広い人が気軽に利用できるパブです。
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一番人気という、おすすめビール4種の「テイスティングセット」を注文。チェコの作り手さんが仕込んだビールを、お店の方が手際よく注いでくださいました。その様子を見ているだけでも美味しそうで、手作りビールへの期待感が膨らみます!
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この日のラインナップは、左から、「馬場ヴァイツェン」「プレミアムピルスナー」「スパイシーエール」「ダークラガー」。
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店舗で取り扱うビールの種類は毎月がらりと変わって、いつ、何度訪れても新しい美味しさとの出会いがあるようになっているのも嬉しいポイントです。
「泡も美味しいので、なくならないうちにぜひ楽しんでほしい」と教えてくださったのは、店長の堂口さんです。液と泡のバランスが美しいビールを瞬時に撮影し、早速いただきました。
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「馬場ヴァイツェン」は、富山県産のくれはなしを使用した、ほんのりフルーティーで爽やかな風味と、あっさりした飲み口が特徴。「スパイシーエール」は、黒糖のような深みとスパイシーさが珍しく、ビールのイメージをくつがえすフレーバーティーのような飲みやすさが魅力です。どのビールも香りや味わいの奥に感じる個性を感じながらいただく時間が、体験としてとても興味深いものでした。
またお酒好きを引き連れて遊びに来たいです。
KOBO Brew Pub(コボブリューパブ)
住所:〒931-8356 富山県富山市東岩瀬町107-2
電話番号:080-3047-9916
営業時間:11:00〜18:00
休業日:年末年始
アクセス:「JR富山駅」北口から市内電車で約25分、「競輪場前」または「岩瀬浜」下車後徒歩約10分
8. 大塚屋(15:15〜15:30)
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最後に、岩瀬土産を調達しに訪れたのは、和菓子屋さん「大塚屋」です。お目当ては、富山の名物「三角どらやき」。地元では「岩瀬といえば三角どら焼き」と口々に言われるほど有名な和菓子です。
この三角どら焼きは、昭和8年から販売されており、三角形は日本海の荒波を表現しているそうです。
薄めの生地にぎっしり詰まったあんこは、粒感と程よい甘みが心地よく、長年愛される理由がよくわかりました。
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大塚屋
住所:〒931-8358 富山県富山市東岩瀬町152
電話番号:076-437-9678
営業時間:8:00〜17:30(日曜のみ16:00まで)
休業日:毎週月曜(祝日の場合は営業)
アクセス:「JR富山駅」北口から市内電車で約25分、「競輪場前」または「岩瀬浜」下車後徒歩約5分
現代アートからグルメ、絶景までを堪能できる、富山観光の日帰りモデルコースをご紹介しました。どの施設やお店もシーズンを問わず楽しめるスポットなので、ぜひお好きなタイミングで訪れてみてくださいね。
冬は寒さが厳しいぶん、雪景色がテンションを上げてくれ、それ以外のシーズンには山や海でのアクティビティを楽しめる他、今回ピックアップした環水公園や富山県美術館の屋上広場で遊んだり、岩瀬の街歩きをしたりとさまざまな楽しみ方ができます。ぜひ、気になるスポットを巡ってみてくださいね。
文・写真・岩井なな/提供元・たびこふれ
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