ブラウブリッツ秋田 写真:Getty Images

 明治安田J2リーグ所属のブラウブリッツ秋田は11月19日、クラブ公式マスコット「ブラウゴン」に関する声明を発表。Xアカウントで不適切投稿があったとして謝罪したが、ファン・サポーターからの異論が相次いでいる。

 事の発端は、とあるSNSユーザーの投稿。ブラウゴンと水戸ホーリーホックの公式マスコット「ホーリー」を間違えた上で、ブラウゴンを揶揄するような内容だったが、これにブラウゴンは当該投稿を引用して「名前を間違わないでほしい」などと反応。ファン・サポーターからは「わざと間違えたのでは?」という指摘が相次いでいた。

 この事態を受けて、クラブは19日にXで「この度、当クラブのマスコットキャラクターであるブラウゴンのXアカウントより、不適切な投稿がございました。多大なるご迷惑とご不快な思いをさせてしまった皆様に、心よりお詫びいたします」と謝罪。当該投稿の削除を報告した上で、「今後はこのようなことがないよう、運用体制の見直しと再発防止に努めて参ります。また、本件に関わる方への批判や誹謗中傷ともとれる投稿はお控えいただけますようお願いいたします」としている。

 しかし、この謝罪投稿に対して「ブラウゴンは何も間違ってないですよ」「どこが不適切だったの?」といった疑問の声が。「そこは公式もブラウゴンを擁護してやれよ」「公式さんは、名前を間違われたブラウゴンさんの気持ちを汲んでほしい」という注文もみられる一方で、一部のファンは「一般人の投稿を引用したのがダメだったのかな?」などと投稿削除、謝罪に至った経緯を推測している。

 今回の問題を巡っては、ブラウゴンの主張自体には問題がないという見方が多い。ただ引用投稿により、一般SNSユーザーの投稿内容を醸す形になったことを、クラブ側は重大に受け止めたかもしれない。