「時間的幅」はどうでしょうか?毎日新聞のタイトルには「兵庫知事選であふれる“ネットで真実”」とあり、それが齊藤氏への投票行動に繋がったとする論調なのだから、まずは知事選の投開票日の前日(当日にはネット上でも選挙運動が許されなくなるので)までの書き込み回数を見るべきでしょう。
「ネットで真実を知った」のyahooリアルタイム検索毎日新聞が「ネットで真実を知った」が頻出したと書くも、実態無し
30日間の数でいえば、投開票日までは10件も無い。選挙結果ぎ出てから急激に増えただけで、しかもネガティブな感情が多いように、「そう書いてる人を嫌悪する投稿ばかり」実際にXの投稿を見ても殆どがそういう内容。 R4XsAEd pic.twitter.com/WA2gISjJTe
— Nathan(ねーさん) (@Nathankirinoha) November 19, 2024
「ネットで真実を知った」のyahoo!リアルタイム検索を調べると、兵庫県知事選の期間は、せいぜい一日10件しか投稿されていませんでした。急激に増えたのは投票箱が閉まってから。
ちなみに、X内の検索では、検索語と完全一致していない投稿も拾っています。たとえば、「ネットで真実」「ネットで知った」で文章が止まってる場合もヒットします。
X上の投稿の具体的内容⇒17日までの検索結果魚拓 15日まで 13日まで
他方で、自身の投票行動の動機や他者の投票行動の原因の推測を述べる過程で「ネットで真実を知ったからだ」という論調もあり、こちらは投開票日の投票箱が閉まる20時以降に頻出したとは言えます。
しかし、「ネットで真実を知った」という語を用いている者の意図は何でしょうか?
それは、毎日新聞が取り上げたスマイリーキクチ氏が危惧するものなのでしょうか?
ここまで見ないとダメだろう。
X・旧Twitter上の「ネットで真実を知った」「ネットde真実」は侮蔑的・懐疑的な用法が多い