日本代表MF旗手怜央(セルティック)は、11月19日に行われたFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選の中国戦で出番なし。FW古橋亨梧(セルティック)とのコンビ結成が実現しなかったことに対する落胆や、MF田中碧(リーズ・ユナイテッド)との比較論が盛んになっているほか、海外からは旗手の代表招集に対する疑問も湧き起こっている。
これまで日本代表に招集されながらも、出番がほとんど無かった旗手。15日開催のインドネシア戦では後半途中からピッチに立ったものの、アシストやゴールで結果を残すことはできなかった。
森保一監督は中国戦でも「3-4-2-1」のシステムを採用すると、中盤でMF遠藤航(リバプール)とMF田中碧(リーズ・ユナイテッド)をスタメン起用。田中は前半途中まで持ち前の積極的な攻撃参加が影を潜めたが、一時的に左サイド寄りから右へポジションを移したことにより、MF久保建英(レアル・ソシエダ)との連係プレーからチャンスを作るシーンもあった。
また古橋は後半途中からピッチに立つと、MF鎌田大地(クリスタル・パレス)と息の合ったプレーで相手守備陣を翻弄。ゴールこそ無かったものの、序列アップに向けて森保監督へアピールしている。
そんななか、旗手についてネット上では「森保監督は旗手を使うべき」「旗手はセルティックでチームメイトの古橋と一緒にプレーさせたら活きるはず」「選手層が厚いのは分かるが、旗手を見たい」「旗手が報われてほしい…」といった声が。ボランチの起用法を巡っては、「田中碧が守田英正の替わりにならないことは分かったけど、旗手との比較をしてほしい」「田中よりも、旗手を試すべきなのでは?」という意見が見受けられる。
またイギリス方面からは「旗手を使わないならば、なぜ日本代表に招集されたのか?」「スコットランドから無駄な長距離移動をして、疲れるだけ」という批判的なコメントが。2試合通じて15分程度の出場時間にとどまっただけに、同選手の日本代表招集に対する異論が相次いでいる。