マルクス・テュラム 写真:Getty Images

 今季もセリエA12試合に出場して得点ランキングで3位に位置しているインテル(イタリア1部)のフランス代表FWマルクス・テュラム(27)は攻撃の中心選手として活躍していることもあり、複数クラブからの注目を浴びているようだ。

 バルセロナ(スペイン1部)などで活躍した元フランス代表DFのリリアン・テュラム氏が父で、弟もユベントス(イタリア1部)でプレーするフランス代表MFケフラン・テュラムとフットボール一家で育ったマルクス。2023年夏にインテルへフリートランスファーで加わると、アルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスと強力2トップを形成している。

 昨季もクラブのスクデット獲得に貢献したテュラムの活躍を受けて、複数のプレミアクラブが関心を示している模様。とりわけ、リバプール(イングランド1部)が強い関心を示しており、ユルゲン・クロップ前監督体制の時から高く評価しているという。

 リバプールは日に日にフランス代表FWへの関心を強めているというが、選手の意向はインテルでプレーすることを最優先に考えているとのこと。同選手には8500万ユーロ(約139億3000万円)の契約解除金が存在しているが、いかなるオファーにも耳を貸すつもりはないようだ。

 なお、リバプールは今季もプレミアリーグ11試合で8ゴール8アシストを記録するエジプト代表FWモハメド・サラーが来夏契約満了に。その後継者探しに動いていることが報じられているリバプールだが、攻撃強化のオプションとしてテュラムの獲得に漕ぎ着けることはできるのだろうか。