FIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選の中国代表vs日本代表が、11月19日に中国・厦門で開催。FW小川航基(NECナイメヘン)とDF板倉滉(ボルシアMG)のゴールで日本が勝利を収めたが、中国人サポーターのSNSに投稿した動画が物議を醸している。
動画はスタジアムの外で撮影されたもので、日本代表のユニフォームを着たひとりの男性対して、大勢の中国人サポーターが「売国奴、売国奴」と罵声を浴びせたのだ。また地元警察は当該人物を中国人サポーターから遠ざけようとしたが、サポーターともみ合いに。結局、男性はテントに誘導されると、警察からなかば強制的に日本代表のユニフォームを脱がされた。
男性が日本人か中国人か不明だが、この動画投稿には「日本人のファンが中国人と間違えられた」といった中国語のコメントも。日本人のSNSユーザーからは「本当に異常な国」「中国人の民度低い」「日本人だとしたら、外務省は中国政府に抗議すべきだ!」などと批判が殺到。「中国で国際大会するな」「FIFAに報告して中国をW杯予選から追放しないと」と、国際サッカー連盟(FIFA)に対して中国への制裁を求める声も挙がっている。
日本代表GK鈴木彩艶(パルマ)に対するレーザー照射、ピッチの幅を試合直前に狭くする中国側の工作、そして前半途中の観客乱入と、複数の問題が発生した中国vs日本。これらの事案に、アジアサッカー連盟(AFC)とFIFAがどのように対応するのか注目が集まる。