サッカー日本代表「森保ジャパン」は、11月19日開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で中国代表と対戦。FW小川航基(NECナイメヘン)とDF板倉滉(ボルシアMG)のゴールで勝利したが、MF久保建英(レアル・ソシエダ)のパフォーマンスに対する日本代表OB槙野智章氏の発言内容を巡り、議論が白熱。同氏はインターネット動画配信サービス『DAZN』で無料放送の「Fan Zone」に出演していた。
インドネシア戦で出番の無かった久保は、厦門開催の中国戦でスタメン出場。MF南野拓実(ASモナコ)とともにシャドー(前線1トップの背後)でプレーすると、39分にコーナーキックから小川の先制ゴールをアシスト。後半にもキレのある動きで相手ゴール前に攻め込むなど、中国の守備陣に脅威を与えていた。
84分でピッチを後にしたほか、試合後にはピッチの横幅が両サイドともに1.5メートル程度縮められたことに「狭かった」と驚いた久保。同選手のプレーを称賛する声が多い中、槙野氏は「久保は疲れてきているから、ボールロストが増えている。交代した方がいい」「今日の久保は、本来のパフォーマンスではない」「久保がポジション下げてボールを貰いに行こうとするのは良くない」という主旨のコメントを残していた。
するとネット上では「今日の久保は普通に良かったけど…」「槙野さん、久保に厳しすぎるのでは?」「どこが悪かったの?」などと疑問が噴出。「槙野は久保が嫌いなのか?」といった疑問も相次いでいるほか、槙野氏に対する批判や誹謗中傷メッセージも見受けられる。
サンフレッチェ広島、浦和レッズ、ヴィッセル神戸でプレーし、現役引退後は指導者や解説者として活躍している槙野氏。インターネット放送局『ABEMA』をはじめ複数メディアのスポーツ番組に出演しているが、DAZNが無料配信企画を実施していたこともあり、中国戦での発言内容がより一層クローズアップされている。