徳島ヴォルティスからブラジル1部コリンチャンスへ期限付き移籍中のブラジル人DFカカは、2024シーズン終了後にコリンチャンスへ完全移籍することが確実に。徳島に巨額の移籍金が支払われる見込みだ。
現在25歳の同選手は、2023シーズンに徳島で構想外となり、同年7月にアトレチコ・パラナエンセへ期限付き移籍。2024年3月にアトレチコを退団し、コリンチャンスへ加入すると、ブラジル1部リーグでほぼ全試合スタメン出場。チームが残留争いを強いられる中、4ゴール1アシストと結果を残している。
カカの契約内容については、ブラジルメディア『サンバフット』が8月27日に「契約期間は2024年12月まで。彼が2200分以上ピッチに立てば、コリンチャンスに買い取り義務が発生し、200万ドル(約2億9000万円)を支払うことになる」と伝えていた。
ただ米メディア『CNN』ブラジル版は11月18日、カカの去就について「コリンチャンスで3150分以上プレーしたことにより、完全移籍へ移行する。移籍金は400万ドル(約5億8000万円)であり、コリンチャンスは保有権の90%を取得。徳島は残り10%を保有する」とリポート。条件面が『サンバフット』の報道内容と異なるものの、カカの完全移籍は確実になったという。
なおカカと徳島の契約内容については、『グローボ』など複数のブラジルメディアが「4年契約で総額200万ドル(当時約2億3000万円)」と報道。移籍金は640万レアル(約1億3000万円)とみられていただけに、徳島としてはコリンチャンスへの完全移籍により、同選手の移籍金を回収した格好だ。