旗手怜央 写真:Getty Images

 スコットランド1部セルティック所属の日本代表MF旗手怜央に、ブレンダン・ロジャーズ監督の関係悪化説が浮上。序列低下がささやかれる中、現地では来年1月移籍の可能性が報じられている。

 旗手は昨季、アンジェ・ポステコグルー前監督のもとで主力選手として活躍。しかしロジャーズ監督のもとで迎えた今季は、開幕から2試合つづけてベンチスタート。くわえて今月13日の第2節アバディーン戦でふくらはぎを負傷し、最大4週間の戦線離脱を余儀なくされている。

 一方で英紙『デイリーレコード』は16日に「セルティックは2026年6月まで契約を残す旗手と、新たな契約について交渉を開始する準備ができている。ロジャーズ監督は彼がセルティックに残ることを望んでいる」と伝えている。

 旗手の去就には、セルティックの宿敵レンジャーズOBのクリス・ボイド氏も関心を寄せている模様。英紙『サン』のコラムで、同選手の現状や今後について以下のような仮説を立てている。

 「旗手はロジャーズ監督を困らせるような問題行動をとったかもしれない。おそらくロッカールームでの態度に問題があったのだろう。あるいはロジャーズ監督が初めて指揮を執ったときに、わずかな傲慢さが透けて見えたのかもしれない。(開幕から2試合連続スタメン出場の)デビッド・ターンブルは悪くないが、彼が旗手よりも優れた選手であるとは言えない」

 「現在、セルティックが旗手と契約延長交渉を開始すると報じられている。ロジャーズ監督が長期契約締結を熱望しているというが、この先どのような展開が待ち受けているのか興味深い。今までは旗手がセルティック退団に向かっているという兆候しか見られなかったからね」

 「旗手は試合後に他の選手よりもランニング量が多い。彼のトレーニングに問題はない。だが彼の身振り手振りが昨季から変わっているのは誰の目にも明らかだ。それが舞台裏で摩擦を引き起こしているのであれば、セルティックは彼を放出したほうが良いだろう」

 「彼は(今月13日の)アバディーン戦で負傷したので、今夏の移籍は不可能だ。もしすぐに長期契約にサインしないのならば、来年1月に売却されるだろう」