ハザ・アリ 写真:Getty Images

 バーレーン代表は31日、AFCアジアカップ決勝トーナメント1回戦で日本代表と対戦。優勝候補との一戦を前に、同国代表の主力選手であるDFハザ・アリがドーピング違反により暫定的なサッカー活動停止処分を受けていたが、30日までに解除された模様。日本戦でMF堂安律(SCフライブルク)やFW伊東純也(スタッド・ランス)とマッチアップの可能性があるという。

 アジアサッカー連盟(AFC)は24日、アリがグループステージ初戦(韓国戦)後のドーピング検査の検体に禁止物質が含まれていることが確認されたと発表。アンチドーピング規定による最終決定が下るまでの間、全てのサッカー活動を禁止すると公式発表していた。

 しかしUAEメディア『アレティハド・スポーツ』は30日に「バーレーンサッカー協会がアリの活動禁止処分を解除した」とリポート。これによると、韓国戦後に陽性反応が出た理由としてコンディションを上げるための興奮剤ではなく、点眼剤を使用していたことがあるという。

 現在28歳のアリは、身長181cmで右利きの左サイドバック。2021年10月12日の国際親善試合ニュージーランド戦でデビューも、その後はしばらく代表に招集されなかった。しかし昨年10月に代表復帰を果たすと、翌月のFIFAワールドカップ北中米大会(北中米W杯)アジア2次予選2試合でいずれもフル出場。一気に頭角を現すと、アジアカップのグループステージでも韓国戦とマレーシア戦でスタメン出場している。

 なお日本の右サイドでは、インドネシア戦でMF久保建英(レアル・ソシエダ)やDF毎熊晟矢(セレッソ大阪)との連係プレーから好機を演出した堂安のスタメン出場が予想される一方、伊東に戻る可能性もある。