クラウド会計サービスなどを開発・提供するフリー株式会社(以下、freee)は、従業員とその家族が一緒にオフィスに出社することが可能な夏休みの特別施策「つばめっ子スペース」を行っています。

freeeは、新型コロナウイルスによる全従業員フルリモート勤務の実施を経て、現在は原則週5日オフィス出社を推奨しているとのこと。

「つばめっ子スペース」は、子どもを育てながら働く従業員の声をきっかけに新たに立ち上がった施策だそうです。

「つばめっ子スペース」とは?

つばめっ子とは、freeeの従業員の子どもの呼称。「つばめっ子スペース」は、前述の通り子どもを育てながら働く従業員に配慮した施策です。

ふだんは昼食を取ったり、イベントに使用されたりするオープンスペース「アソビバ」の一角を区切り、「つばめっ子スペース」として使用しています。

会社内のオープンスペースを使って、子どものそばで業務に取り組むことが可能だといいます。

7月30日から開始し、これまでにのべ30人ほどの従業員が利用。お盆期間の8月14日には、9人の子どもが「つばめっ子スペース」に集ったとのこと(8月19日現在)。

利用者の様子

取材に訪れた8月19日は、2組3人の親子がこの制度を利用していました。

3人の子どもを持ち、資料作成業務を行う社員は、昨年までの夏休みには学童を利用していたそうです。ただ、子どもが学童に行くことを渋ることもあったといい、この制度へ参加することを決めたといいます。

同社員は、「会議に対面で出席できるのはありがたいこと」と業務上のメリットを述べつつ、「子どもが普段出会わない人に会ったり、異なる場所に行ってみたりするような経験を積めることも意味が大きいです」と、子育てにおけるメリットも大きいことを話してくれました。

同社員の子どもで小学校4・2年生の兄妹は、けん玉やボードゲームを楽しんでいました。会社に来るのは、楽しみなことなんだとか。