MSNBCの番組に出演した元共和党全国委員会の委員長で、弁護士のマイケル・スティール氏は、ハバ氏は使命を理解していないと批判。「彼女は自分の使命が何なのか理解できていなかったようだ。クライアントに驚くほどの金額を負わせることになったと思う」と語った。

今月中旬には、キャロル氏の1回目の裁判やポルノ女優への口止め料支払いに絡むマンハッタンの刑事事件に関わっていたベテラン、ジョー・タコピナ弁護士がトランプチームから離脱した。

タコピナ氏は、トランプ氏の法的チームで最も実績のある弁護士の一人とされ、元メジャーリーグのスター選手アレックス・ロドリゲス氏やFoxニュースの大物司会ショーン・ハニティ氏、ラッパーのA$AP Rockyなど、数々の著名人の代理人を務めている。離脱の理由は明らかにされていない。

先述のTruth Socialの投稿に話を戻すと、トランプ氏は、キャロル氏の訴訟を担当するルイス・カプラン判事を「クリントンによって指名された非常に党派に偏った、トランプ嫌い」と批判。「いじめっこであり、1度ならぬ2度も審理をもとめ、デュープロセスを拒否し、私に重要な証拠を提出させず、私が証言台に足すことを許されたのはわずか数分間だった・・・・・」と長々と非難を続けた。

その上で、「このすべてのインチキはアメリカの司法制度に対する恥だ」と主張。「トランプ事件を担当する弁護士は、クレイジーか真のアメリカ愛国者のどちらかだ。まもなく決断を下す」と宣言した。

トランプ氏に関わった弁護士といえば、ルディ・ジュリアーニ氏やシドニー・パウエル氏など個性派揃いで知られる。はたしてこれらを超える逸材が現れるだろうか。