マクドナルドの巧妙な価格戦略
こうした価格差の縮小や一部メニューの「逆転現象」を受け、SNS上では以下のような声があがっている。
<モスの方が安くなってんのエグい>
<モスバーガーの方がマクドより安いとかモス行くに決まってるけどモス近所にない>
<味も値段もモスの方が良いなら…もうマックなんて一生行かない>
<世の中のマックが全部バーガーキングになったっていい>
<バーガーキングに行け的なの見たけど最寄りのバーキン行くまでの交通費考えたら結局マックの方が安い>
<モスの方が美味しいからよく行ってるけど安いからって理由で来る層が出始めると環境荒れそうで怖い。モスも相応に値上げして>
<マック値上げしてからバーガーキングばっか行ってる、味のクオリティレベチに高いのにクーポン使えばマックより安いから最高>
<ハンバーガーへの対コスパ満足感ならバーガーキング>
<皆バーガーキングに行こう。近くにない?>
<最近マックよりモスの方が、バーガーキングが、って話聞くけど近くにマックしか選択肢がねぇんだよな>
外食チェーン関係者はいう。
「全体でみると3チェーンの価格差は『ほぼない』といえるが、たとえばマクドナルドの主力メニューである『チーズバーガー』(200円)を比較してみると、モスとバーガーキングが280円となっており、またマクドナルドはSサイズが120円の『プレミアムローストコーヒー』に代表されるようにドリンク類が圧倒的に安い。値上げを続ける一方で『ちゃんと安いメニューも揃えていますよ』というのは顧客の安心感にもつながり、ここはマクドナルドの強み。実際、相次ぐ値上げにもかかわらず売上も利益も落ちておらず、23年12月期の営業利益は過去最高になる見通し。価格戦略・商品戦略としては非常に巧みで優秀としかいいようがない。
もっとも、消費者がどのチェーンを選ぶのかは、結局は個人の味の嗜好次第。『モスは高品質』というイメージが強いが、ジャンキーな味を好む人も多い。モスとの価格差がなくなったとしても相変わらずマクドナルドを選ぶ人は多いだろうし、バーガーキングにいたっては店舗数が圧倒的にマクドナルドより少ないので、選択肢に入ってこない消費者もいるだろう」
(文=Business Journal編集部)
提供元・Business Journal
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