24日(土)午前中の練習走行を経て、午後2時45分よりノックアウト方式の予選が行われました。当初は雨の予報もあり、近郊には雷雲も出ていましたが、サーキットは晴天のまま予選セッションはドライ路面、気温35度、路面温度45度と夏の灼熱の暑さの下で行われました。
各10分間で行われるQ1は2グループに分けて実施。それぞれ上位6台がQ2へと進出します。
A組では、前戦で優勝した坪井と2位の大湯、そして午前中の公式練習でトップタイムを出した山下も出走。セッション開始と共に全車コースインした後、一旦ピットに戻りタイヤを交換し、残り5分ほどでアタックへ向かいました。
最初にアタックラップを終えた坪井が1分32秒674をマーク。小林可夢偉(Kids com Team KCMG)は1分33秒025で及ばず、大湯が1分32秒616で坪井のタイムを塗り替えました。
その後、他の車両もタイムを上げていく中、最後に山下が1分32秒543をマークして2番手に。大湯が3番手、坪井が4番手。国本雄資(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が6番手で4台がQ2へと進出。大嶋和也(docomo business ROOKIE)は6番手タイムに僅か0.048秒届かず8番手。小林も0.113秒差での9番手と、2番手の山下から0.5秒以内のタイムにもかかわらず僅差でQ1敗退となりました。
B組でも同じように一旦コースへ出たあとピットに戻り、残り5分ほどでアタック開始。1分32秒739をマークした福住がこのセッションTGR勢最速の3番手となりました。阪口晴南(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)が5番手。小高は最後にぎりぎり6番手に飛びこみQ2進出を決めました。
笹原右京(VANTELIN TEAM TOM’S)はタイムが伸びず8番手。注目のデ・フリースは、今回初めて走ることとなったもてぎでの予選アタックでブレーキロックを喫するなど苦戦し、9番手に終わりました。
7分間で行われたQ2では、残り5分強で各車アタックへ向けてコースイン。唯一、福住がタイミングをずらして遅れてコースイン。他の車両よりタイヤを暖める周回を1周少なくして、アウトラップの翌周にいきなりアタックする作戦に出ました。
最初にアタックすることになった福住は、1分32秒379とQ1から大きくタイムを更新して見せましたが、他の車両もタイムアップを果たしていき、じりじりと順位は落ちていくことに。
そんな中、前戦2位の大湯が1分31秒091の好タイムで暫定トップに。しかし、その直後に山下が唯一1分31秒台に入れるタイムをマークし、トップに浮上。太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が最後にタイムを更新するも、山下のタイムには届かず。
結局、山下が自身のデビューイヤー以来7年ぶりキャリア2回目となるポールポジションを獲得しました。
大湯は2番手の太田と僅か0.017秒差、ポールの山下とも0.096秒差の悔しい3番手。
小高が7番手、坪井8番手、福住10番手、阪口11番手、国本が12番手。このQ2は出走12台がほぼコンマ5秒内に入る僅差の争いとなりました。

決勝