サッカー日本代表「森保ジャパン」は、9月5日開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選初戦で、MF伊東純也(スタッド・ランス)やMF南野拓実(ASモナコ)らのゴールにより、中国代表に7-0と勝利。試合前、テレビ朝日系で解説を担当する日本代表OBの内田篤人氏が、森保ジャパンにおける長谷部誠コーチの立ち位置に言及した。
インターネット動画配信サービス『DAZN』で5日配信開始の『内田篤人のフットボール・タイム』では、現在U21アイントラハト・フランクフルトで指導に当たる長谷部の日本代表コーチ就任が話題に。内田氏は地上波ネット問わず、メディアへの露出が多いだけに、「長谷部さんは真面目じゃないですか。まじで僕に一線を引く。僕に何か言ったら(情報が)漏れると思っている」と、メディア関係者としてみられている現状を明かしている。
つづけて、自身がロールモデルコーチとして日本代表の活動に参加した経験を踏まえて「代表スタッフもウェルカムなので、自分のやりたいことをやらしてくれそうな感じだった」と、代表チームの雰囲気に言及。その上で「長谷部さんがどこまで…(選手に)行きにくいですよね。急にチームに入って、バンバン言うのは。おそらく長谷部さんは様子を見ると思う」と語るなど、同コーチと選手の関係性に一抹の不安を抱えている。
ただそれでも内田氏は、長谷部コーチが現役時代にMF鎌田大地(クリスタル・パレス)やDF長友佑都(FC東京)と一緒にプレーしていたことに触れた上で、「良い兄貴分になるんじゃないですか」と戦友の今後に期待を寄せた。
ボルフスブルク、ニュルンベルク、フランクフルトとブンデスリーガ3クラブでプレーし、2021/22シーズンにUEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝を成し遂げた長谷部。引退後はドイツ国内で指導者キャリアを積むとみられていただけに、日本代表コーチ就任には驚きの声が挙がっていた。