もちろん、今後はわかりませんが…

ただ、一部の左翼系論者が資本主義的なものをすべて憎むがゆえに「金融市場関係者ができるだけ困ることをやってやれ!それが正しい民主主義なのだ!」みたいな悪霊に取り憑かれてるのを時々見ますが、石破氏はそういう感じでもなさそうですよね。

総裁選当選後のニュース番組で色々と聞かれて、

・「”貯蓄から投資へ”は大事だ。そこに水を指すことはしない」 ・「金融緩和路線を完全に転換することは考えていない」

…みたいな事を言っていたので、とにかく何が何でも日銀に大号令をかけて金利を上げまくれ!そして金持ちには当然増税だ!…みたいな話ではなさそうです。

保守派の一部では石破茂は心底嫌われてるので、「こいつは安倍さんへの恨みだけで動いてる人間だから、アベノミクスを否定するためにはなんでもやるだろう」みたいな事を言われてるのを見ましたが、どうやらそういう感じじゃないのは安心できそうですね。

「金融関係者」といっても色々いて、「変動金利でタワマン買ってて大変なんです」とか「株買って損したじゃないかどうしてくれる」みたいなのは心底「自己責任って言葉知ってましたかね」案件なので別として、特に日本国債関連のガチの金融関連担当者からは、結構石破新総裁でホッとしたというような意見が出ているのを聞きました。

イギリスの「トラスショック」ってありましたけど、ああいうのを心配する声も結構あった。国内世論として「すべて財務省が悪い」という事にし続ける風潮自体に限界が来つつあるのを、色んな人がすでに肌で感じているところがあると思います。

だからといって急激に金融も財政も緊縮化しろ!という風になられたらもっと困るわけですが、

・考えなしにいきなり全力でアクセル踏んだりしない ・考えなしにいきなり全力でブレーキ踏んだりしない

現時点での石破はこういうこと↑を言っているにすぎないところがあると思います。