旅客機を利用すると運賃以外にさまざまな料金が課金される。代表的なものは燃油の市況価格に基づいて定期的に改訂される「燃油特別付加運賃」だが、この度、不明な料金が上乗せされていたとするユーザーのツイートにコメントが多数寄せられ、話題になっている。

ユーザー@valley_ghoulは、ユナイテッド航空の支払い明細をシェア。「なんで私が9/11料金を徴収されるの」と投稿した。

内訳を見ると、262.32ドルの運賃に複数の税目と空港の施設利用料などに加えて、「September 11th Security Fee」という名目で5.6ドルが計上されている。

この投稿に対して、あるユーザーは「忘れちゃったの?こうやって思い出させているんだ」とコメント。別のユーザーは「なぜ9.11ドルにしないんだ」と疑問を投稿した。

各目はそれぞれ2度課金されているが、9/11料金も2回徴収されていることに、「タワーごとに課金されているんだ」と冗談まじりの解説をするユーザーや、「ニューヨークを飛ぶからなの?」「私も9月11日に乗るんだけど、かかるのかな」と混乱する声も投稿されている。

運輸保安庁(TSA)はホームページで、9/11保安料を「国の航空運輸システムの安全を確保するために増大するコストを賄うため、議会で義務付けられた保安料金」と説明している。

チケット購入時に航空会社が乗客から徴収し、航空会社からTSAに支払われる仕組みだという。料金は片道5.6ドルで、往復に課される費用は11.20ドルを超えてはならないとしている。