浦和レッズは今月29日開催のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第5節で、中国1部・武漢三鎮と対戦。武漢所属の中国代表FWウェイ・シーハオは前節のハノイFC戦における相手選手への“顔面蹴り”により、出場停止処分を受けている。そんなウェイ・シーハオに対する処分内容を、中国メディアが批判した。
ウェイ・シーハオはACLグループステージ第4節のハノイ戦で、74分にMFファム・スアン・マインを倒すと、ファムが起き上がろうとした際に左膝で顔面蹴り。ハノイの選手たちはウェイ・シーハオに詰め寄ると、主審は同選手にレッドカードを提示。この反スポーツ的行為を受けて、アジアサッカー連盟(AFC)はウェイ・シーハオに対してAFC主催大会3試合の出場停止と1000ドル(約15万円)の罰金処分を科している。
この処分内容に対して、中国紙『新聞163』は「ウェイ・シーハオは中国サッカーファンの嘲笑に耐えなければならなかった。彼に対するAFCの処分内容は、あまりにも甘い」
「中国クラブの厳格な管理モデルの欠如が、自分自身をコントロールする方法を知らない選手を生み出したと考える人もいる。彼の制御不能な行動はいつ再発してもおかしくない。この選手を目覚めさせることができるのは重いペナルティだけだ」と、AFCの対応を批判。
ベトナムメディア『ダントリ』も「ウェイ・シーハオは今年7月、審判への侮辱行為により中国サッカー協会から6試合の出場停止処分を受けた」と、過去の悪質行為を紹介。その上で「AFCの処分は、以前中国サッカー協会が科した処分よりもさらに軽い」と、厳しい視線を送っている。