■「びっくりした顔で急に…」
限界救命士さん曰く、救急車の接近に気がつかないというケースは多いそうで、「車の遮音性が高い他にも、音楽を聞いていたり、バックミラーの注意が散漫ですぐ隣まで接近してからびっくりした顔で急に避けようとする事はあります」と語る。
なお、具体的にマイクでどのようなアナウンスをしているか尋ねると、
・左に寄ってください
・左右に分かれて道路中央を譲ってください
・通れないので、そのまま前に進んで広い場所で譲ってください
・(通行量が多く危険なため)信号が変わってから譲ってください
など、その場の状況に応じた指示を出しているという。「譲ってくれようとしているのに、周りと違う動きをして意図せずに車線を塞いでしまったり、譲っているつもりで通れなくなったりといった状況があります」とのことで、まずは焦らずに窓を開け、指示に従うのが大切のようだ。
■譲る際のポイントは…
ちなみに、脇へ避けて車線を譲る際には「ハザードがつくことは『こちらに気づいている』という意味で安心感あります。また、完全に止まって頂けると更に安心できます」とのこと。
最後に限界救命士さんより、メッセージも届いた。
救急車が多くて、「譲ってばかりでうんざり」という方も多いと思いますが、誰かの命を運んでいるので協力をお願いしたいです。私達も指示だけでなく「ありがとうございます」という感謝を伝えていくようにしますので、ぜひどちらも聞こえるようにして頂きたいです!
このツイートが話題になっているので、救急隊に向けても積極的にマイクを使うよう呼びかけています。「救急車に道を譲ってくれない」ではなく、譲れない状況を市民と救急隊お互いの努力で解消し、救急車の到着が遅くなってしまう現状で1分1秒でも早く到着出来るようにしたいと思っています。
人々を救うべく奮闘している救急隊に対し我々ができる最低限の協力。しっかりと肝に銘じ徹底していきたいものだ。
(取材・文/Sirabee 編集部・ステさん)
提供元・Sirabee
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