すっかりSUVと軽乗用車メーカー専売に収まった感のある三菱ですが、かつてラインナップ豊富だった頃にはステーションワゴンも販売しており、しかもパワフルでいかにも当時の三菱らしい車種をラインナップしていました。

これらの車を現在も所有している三菱ファンからすると、「あの頃のあんな車をまた発売してくれれば…」と思いつつ買い替えできないユーザーもいるであろう3台をご紹介します。

目次

  1. レグナムVR-4(1996年)
  2. コルトプラス ラリーアート(2004年)
  3. ランサーエボリューションワゴンMR(2006年)

レグナムVR-4(1996年)

【1996年-2006年】ターボやエボで華やかだった、三菱の名ステーションワゴンたち【推し車】
(画像=レグナムVR-4 タイプS、『MOBY』より 引用)

1990年代ステーションワゴンブームに出遅れ、それも三菱らしい4WDターボは1.8ターボのリベロGTくらいな状況を打破すべく登場した、8代目ギャランのワゴン版。

トップグレードVR-4はベース車同様、当時の自主規制いっぱい280馬力でトルクフルな2.5リッターV6ターボエンジン搭載の4WDターボで、ランエボ同様のAYC(電子制御アクティブ・ヨー・コントロール)をリアデフに装備。

ギャランで定評のあるVR-4、それも同クラス排気量車よりコンパクト、同車格ライバルよりパワフルというバランスの良さが受け、中古車市場では人気があるものの流通数が少ないため、同種の車を待っているユーザーは多いかも知れません。

コルトプラス ラリーアート(2004年)

【1996年-2006年】ターボやエボで華やかだった、三菱の名ステーションワゴンたち【推し車】
(画像=コルトプラス ラリーアート、『MOBY』より 引用)

1.3~1.5リッター級コンパクト、コルトのリヤオーバーハング延長版ショートワゴンとして2004年に登場、同時期にマイナーチェンジしたコルト同様に、1.5リッターMIVECターボを搭載した「ラリーアート」もラインナップ。

当初147馬力、後に154馬力となったMIVECターボは、後のコルト ラリーアートバージョンRのように5速MTまでは追加されなかったものの、ランサーワゴンのラリーアートとともに、当時としては数少ない5ナンバースポーツワゴンでした。

ベース車よりデザインのバランスが良好だったコルトプラスの高性能版でしたが、当時の三菱はスキャンダル続きで積極的な宣伝は行えなかったのが惜しまれます。

ランサーエボリューションワゴンMR(2006年)

【1996年-2006年】ターボやエボで華やかだった、三菱の名ステーションワゴンたち【推し車】
(画像=ランサーエボリューションワゴンMR、『MOBY』より 引用)

ベースのランサーにワゴンモデルが登場、さらに5速AT車のGT-A登場で、両者を組み合わせた「ランエボワゴン」熱望を受け、まずは2005年にエボIXベースのランエボワゴン、通称「エボワゴン」が登場。

ランサーワゴンのエボ化というより、エボIXにランサーワゴンのラゲッジを含む上半分を載せたような作りで、GT-A同様に5速AT車も設定し、実用性も考慮した快速ワゴンでした。

同世代ランエボの決定版、エボIX MRが2006年に登場するのと同時に、低重心化やセッティング最適化など同じ改良が施されたエボワゴンMRも発売、次のエボXにはワゴンがなかったため、最後にして最強の「エボワゴン」となっています。

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

文・MOBY編集部/提供元・MOBY

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