プレミアリーグのリバプールは、2024/25シーズン中盤の過密日程に直面し、チームの核となる選手たちの負担を軽減しながら結果を出す必要がある。リバプールの地元メディア『Anfield Index』では、リーグ次戦のサウサンプトン戦（現地11月24日）で日本代表MF遠藤航を起用することが解決策の一つとして注目されている。
リバプールはUEFAチャンピオンズリーグ（CL）レアル・マドリード戦（現地11月27日）やプレミアリーグのマンチェスター・シティ戦（現地12月1日）といった強豪との対戦を見据え、選手の疲労を抑えながら重要な試合に万全の状態で臨むことが求められる。中盤の軸として活躍するMFライアン・グラフェンベルフやMFアレクシス・マック・アリスターの疲労が顕著になっており、ここで休養を与えることは長期的なパフォーマンス維持につながる。
特にグラフェンベルフは今シーズンのリーグとCLの全試合に出場しており、守備的な役割を任される中で負担が増している。代表戦の影響や負傷が懸念されるマック・アリスターも、重要な試合前にリフレッシュが必要とされている。サウサンプトン戦での遠藤の起用はこうした選手たちを休ませるだけでなく、彼自身がチーム内でのリズムと信頼を築く機会ともなるだろう。
遠藤はこれまで出場機会が限られていたものの、ミッドフィールドでのボール回収やゲームコントロールといった部分で能力を発揮してきた。リーグで低迷するサウサンプトン（現20位）の現状を考えれば、彼のクオリティで十分に対応可能と判断されるだろう。また、遠藤を起用することで中盤のローテーションを効率的に行い、過労による負傷リスクを抑えることも可能だ。重要な試合を控えたこのタイミングでの遠藤起用は、短期的にも長期的にもリバプールにとって理にかなった選択と言える。
