今季から指揮を執るチアゴ・モッタ監督の構想から外れたことから今夏にユベントス(イタリア1部)からリバプール(イングランド1部)に移籍したイタリア代表FWフェデリコ・キエーザ(27)だが、早くも退団の可能性が浮上している。
フィオレンティーナ(イタリア1部)下部組織出身のキエーザは、2020年夏にユベントスへ完全移籍すると、加入初年度からレギュラーとして活躍し、クラブのタイトル獲得にも寄与。爆発的な加速を生かしたスピードと細かいタッチのドリブルを武器に昨季はセリエA33試合で9ゴール3アシストを記録した。
今季から日本代表MF遠藤航が在籍するリバプールへ移籍するも、ここまで公式戦3試合の出場でプレータイムは78分のみ。大半がベンチ外となっているなかで、イタリア『トゥット・スポルト』によれば、インテル(イタリア1部)が1月の移籍市場でレンタルを要請すという。
ただ、キエーザにはローマ(イタリア1部)とミランもレンタルでの獲得に興味を持っているとのこと。ただ、仮にイタリア代表FWがセリエAのクラブにレンタルで戻る場合、リバプールは年俸750万ユーロ(約12億1000万円)の1部を負担する必要があるようだ。
セリエAでは通算235試合に出場して47ゴール43アシストとイタリアでの実績は十分なキエーザ。近年はコンディション不良で負傷離脱を繰り返している同選手だが、わずか半年でイタリアに舞い戻ることになるのだろうか。