パリに戻ると、ノエル&エピファニーのプレス発表会真っ盛り。みんなからちょっと遅れて、今日が私の初日。まずは、名門「ルノートル」。
会場は、去年同様、ブーローニュの森の「ル・プレ・カトラン」。今年は、本館でなく、目の前のレセプションルーム。田舎のコテージ風でチャーミング。聞けば、ガストン・ルノートルの妻コレットが、この瀟洒な館の上階に住んでいたそう。
今年のテーマは、”貴重な庭”。宝石のように、上質素材を敏腕職人たちの技術を駆使して仕上げた、美しくも美味なるビュッシュ・ド・ノエルやガレット・デ・ロワ、年末を華やかに演出してくれる料理たち。
リース型のビッシュ、惚れ惚れする美しさ。パネトーネ風味のガレット、さっくりかぐわしくてとても好き。フェーヴは、「アントワネット・ポワッソン」のデザイン。欲しい〜。アドヴェントカレンダーやマカロン&コンフィズリーボックスのデザインも、アントワネット・ポワッソンの2人によるデザイン。これも欲しい〜。
ロッチルド風スフレ、クラシックな美味しさがルノートルらしくていいなぁ。ガストンシェフのお母さんは、フランスのロッチルド家の料理人だったそう。ちなみにお父さんは、グラン・ドテルのシェフ・ソーシエだった。
料理系は、毎年恒例のフォアグラやオマール料理もさることながら、じゃがいものトゥールト&ヴィーガンペリゴールソースが、素晴らしい。言われなければヴィーガンだとわからないトリュフが香る芳醇なソースペリグーにブラヴォー、さっくりほっくりじゃがいもパイも完璧な焼き加減。