遠藤航 写真:Getty Images

 日本代表MF遠藤航はFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選でも主力選手として活躍する一方、所属先のリバプールでは控え要員に。移籍の可能性も取り沙汰されるなか、本人がアルネ・スロット監督と森保一監督を比較している。

 日本代表のキャプテンである遠藤は昨季、ユルゲン・クロップ前監督のもとでレギュラーに定着も、今季はスロットへの監督交代もあり序列低下が顕著に。プレミアリーグではスタメン出場ゼロ、途中出場5試合であり、プレー時間は20分にも満たない。

 また英メディア『カウト・オフサイド』は11月10日にセルティック、ウルバーハンプトン・ワンダラーズ、フラム、イプスウィッチ、ミランからの関心を報道。「遠藤はプレータイムを確保できる環境を望んでいるが、リバプールでは不可能だ」などと、選手サイドの意向にも触れている。

 そんななか、英メディア『フラッシュスコア』が15日に伝えたところによると、本人はインドネシア戦前に日本代表とリバプールの戦術を比較。「守備面はどちらもハードワークを求めるタイプ」とした上で、攻撃面に関して以下のように語ったという。

 「スロット監督の方がポジショニングが細かい。森保監督はより柔軟というか、選手たちに選択肢を与える。ビルドアップの形も4人のこともあれば、3人のこともある。昨季のクロップ監督に似ている」

 この発言内容を踏まえると、遠藤がリバプールで出場機会に恵まれない背景には、スロット監督のスタイルにフィットしていないことがあるとみられる。去就不透明という見方が広まっているとはいえ、同選手には現リバプール指揮官のやり方にいち早くアジャストすることが求められそうだ。