日本代表は11月19日に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で、中国代表と対戦。前回対戦で日本が7-0で圧勝も、中国の一部メディアは森保ジャパンとの再戦で勝ち点獲得の可能性を見出しているほか、インドネシア戦で出番の無かったFW中村敬斗(スタッド・ランス)、FW古橋亨梧(セルティック)、MF久保建英(レアル・ソシエダ)らを軽視するような論調を展開している。
中国メディア『捜狐』は16日、厦門開催の中国vs日本をプレビューしているが、インドネシア戦における日本の代表選手のパフォーマンスも分析した上で、「日本はインドネシア戦の勝利で勝ち点を13まで積み上げ、グループCで首位を独走。W杯出場はほぼ確実だ。中国戦では主力選手ではなく控え選手がスタメン出場するだろう。ホームで勝ち点獲得の可能性がある」とリポート。
インドネシア戦でスタメン起用されなかった選手を控え要員とみなしているが、久保や古橋ら欧州で結果を残している選手が多いだけに、相手国側の見解には疑問の目が向けられそうだ。
また『今晩報』は「日本はインドネシア戦から中3日で臨むのに対して、中国の方が1日余裕がある。それに試合当日の天候は雨だ。日本はジャカルタ開催のインドネシア戦で前半、大雨の影響もあり先制点を奪われそうになった」とリポート。
ただ、インドネシア戦で日本が前半30分ごろまでピンチを招いた背景には、相手選手に対するDF板倉滉(ボルシアMG)やDF橋岡大樹(ルートン・タウン)の対応の甘さや、サイドの裏のスペースを突くインドネシアの戦略がはまったことがあるだけに、中国メディアの分析はやや的外れかもしれない。